子供達の春休みを利用し、日本からマイカーをフェリーに積んで、韓国内を自分の車で旅するカーフェリーの旅に行ってきました。

ここでは、大阪南港での出国から韓国釜山での入国までの流れを書いています。

カーフェリーとはどんなものか、カーフェリーで韓国に行ってみたいという方の参考になればと思います。

マイカーで大阪南港へ

いよいよ出発の日がやってきました。出発当日は前回の記事(マイカーで行く韓国カーフェリーの大阪南港↔︎釜山の事前準備編)で用意した書類と、念のために印鑑を持って、いざ出発。

朝の阪神高速は渋滞が凄い

国際カーフェリーは車の検査があるため、出航時間よりかなり早くに国際フェリーターミナルに到着する必要があります。

時間に余裕を持って出たのですが、大阪南港に着くまでの高速道路で大渋滞にハマってしまい、結局ギリギリの到着となりました。

チェックイン後に車両の検査

国際フェリーターミナルに到着するなり、1階にあるパンスタークルーズの受付でチェックイン。

用意した書類とパスポートを確認してもらい、車を保安区域内にある検査場まで誘導してもらい、そこで検査を受けます。

ここでの検査は比較的簡易なもので、そんなに時間はかかりませんでしたが、キャンピングカーに積んでいたガスボンベはNGということで、パンスタークルーズさんに帰国まで預かっていただくことに。

待ち時間はATCで過ごすのがおすすめ

出航までだいぶ時間が余ったので、ATC(アジア太平洋トレードセンター)という複合施設まで無料のシャトルバスを利用し、昼食をとりました。

シャトルバスは、コスモスクエア駅(南港ポートタウン線)と国際フェリーターミナルを往復しています。

コスモスクエア駅からATCまでは大人の足で10分程度で行くことができますが、小さい子供がいる我が家では、結構な時間がかかりまあまあ大変でした。タクシーがあればタクシーに乗りたかったくらいです。

出航の2時間前くらいにはフェリーターミナルに戻り、1階で待機。帰国時にわかったのですが、3階にあるパンスタークルーズのラウンジの方がくつろげたと思います。

運転者は最後に出国

乗船のアナウンスが始まり、家族を先に行かせ、運転者である私は1人待機。ほぼ全員が出国審査を終えた頃にスタッフさんにカーフェリーだと伝え、出国審査をし保安区域にある車まで案内してもらいました。

出航時間ギリギリまで、大きなトラックがコンテナを積み込んでいますが、カーフェリーの車は一番最後に積み込むようです。

皆さんこちらを、気にかけることもなく黙々と荷積みをされています。

コンテナも全て積み込み、いよいよ私の番だと思って待っていても、こちらを気にかける気配すらありません。

大丈夫か??

いよいよジッと待っていると本当に置いて行かれそうな雰囲気が出てきたので、乗せて良いかと大きなジェスチャーで作業員さんに合図したところ、ここには停められないと船の後方へ回れと合図されました。

こちらからアクションしなければどうなってたことか…

ちなみに作業員さんはほぼ外国の方なので日本語は通じません。

後方へ回り、係の方のジェスチャーに従い、バックで船の中まで入り、案内される位置に駐車し、車の傷を確認しサインします。船内の物凄い轟音が忘れられません。

フェリーの中は快適!

車内から手荷物を持ち船内へ。ルームキーを受け取り無事乗船完了。部屋に着いた頃には、すでに船は出航していました。

船の中はかなり自由に動き回れ、子供達もデッキに上がり楽しそうにしていました。

大阪湾から瀬戸内海は波が比較的穏やかで快適です。

また、乗船とともに共用部分でチャミスル(韓国の焼酎)片手に宴会を始めている方々もいて、乗り馴れてるなーと感心しました。

船内にはアルコールや食べ物は自由に持ち込めるので、そういう楽しみ方も良いですね。(下船時は持ち出せません)

デッキで遊んだり、スマホをいじったり、お風呂に入ったりしていると、アッと言う間に夕食のバイキングの時間になりました。

意外なことに、スマホの電波(au)は良好で、釜山に着く数時間前まで使えました。なお、船内にwifiはありません。

驚きのショータイム!

夕食を終えのんびりしていると、楽しいショータイムが始まります!とアナウンスがあったので、期待に胸を膨らませ会場へ向かうと…どうやらカラオケ大会が始まるようです。

顔は白塗り、ほっぺは口紅で赤く塗り、ゴミ袋をリボンのように頭に巻いた、完全にデキアガッテル韓国のおば様集団がエイヤーコラサーと踊り出したので、子連れの我が家はそそくさと退散し、部屋で寝ることにしました。

日本海に出ると結構揺れる

翌朝目覚めると、揺れをまあまあ感じました。日本海に出るとそれなりに揺れるようです。

揺れの中、朝食をとり部屋で釜山到着を待ちました。

カーフェリーの下船は一足早く

到着の30分くらい前には、ルームキーを受付に返却するようアナウンスがあります。

カーフェリーでは、到着と同時に車を下船させなければいけないため、運転者はほかの乗客よりも一足先に、車に移動して、車内で到着を待つ必要があるので、受付に声をかけ案内してもらいましょう。

スタッフの方が、到着後どこに行けば良いかわかるか?と聞いて来たので、わからないと答えると、一緒について来てくれることになりました。

下船して検査場へ直行

ハッチが開き下船するとすでに韓国なので、右側通行を意識して走りましたが、保安区域内は右車線も左車線もわからないので、あまり関係ないかもしれません。

検査場に着くと、そこに車を置いて、現地の係の方の誘導に従い、入国審査、手荷物検査をします。

飛行機とは違い、そう並ぶこともなくスムーズに入国手続きができたのが印象的でした。

別の場所に移り、保険の手続き、関税免除の手続きをしますが、ここはウォンでしか支払えませんので注意が必要です。

その後、パスポートを預け、保安区域内にある検査場へいき、荷物や車内のチェックがありますが、ここも意外と簡単な検査だけであっけなく終了しました。

日本のナンバープレートのまま韓国の公道へ!

保安区域から韓国の公道に車を移動させ、案内された位置に駐車し、パスポートを取りにいきます。

そのまま家族をロビーまで迎えに行き、無事合流。

日本のナンバープレートのまま韓国内でキャンピングカーの旅がはじまります。

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2件のコメント

  1. ブログを読ませていただきました。
    私の妻も韓国人でゴールデンウィークを使って韓国に行こうと計画してます。
    大変参考になります。
    質問させて頂きます。
    キャンピングカーの中に調理器具、布団、水、釣竿などを積んだ状態で船に乗れるのでしょうか?
    よろしければ御返事頂ければ幸いです。

    1. コメントありがとうございます。
      だいぶご返信が遅くなって申し訳ないです。
      もうすでに渡韓されているかもしれませんが、一応、経験則(法的に正しいかはわからないので)をお伝えいたしますと

      ・コンロなど調理器具問題ありませんでした。カセットガスはダメと言われ、フェリー会社さんに預かっていただきました。
      ・刃物は我が家は積んでいなかったのでわかりません。
      ・布団は問題ありません。
      ・釣竿はたぶん問題ないと思います(想像です)
      ・水はなんとも言えないです。

      いずれにしても、フェリー会社さんにご確認なさるのが確実だと思います。

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