子供達の春休みを利用し、韓国に自分の車を持っていく、カーフェリーを利用してきました。

今回は、帰国編ということで、釜山の国際フェリーターミナルから南港にある大阪国際フェリーターミナル間での手続きや船内の様子について書きました。

カーフェリーで韓国に行ってみたい方の参考になればと思います。

帰国時もかなり早めのチェックイン

釜山の国際フェリーターミナルから日本に帰る時も、車両の検査があるため、かなり早めに到着する必要があります。

我が家の帰国便は15時出航でしたが、10時半には来て欲しいと入国時に言われました。

車を韓国入国時に保安区域から外に出した時に停車した場所にとめてから、3階の出国ロビーにあるパンスタークルーズの窓口でチェックインする流れになります。

チェックイン時に、チケット代とは別の手数料が発生します。こちらはクレジットカードで支払えました。

入国時にこれらの一連の流れをパンスタークルーズの韓国のスタッフから案内してもらうのですが、そんなに日本語が堪能ではない方にあたると理解するのが少し難しいかもしれません。

我が家は妻が韓国語ができるので、難なく理解ができました。

車の検査はすぐに終わる

係の方の誘導について行き、証明書のような書類を返却したり、車や荷物の検査を行ったりします。

やることは車の移動と荷物の上げ下ろしくらいで、係の方について行くだけでした。

最後に、フェリー(パンスタードリーム号)のそばに車を停めて、家族の待つロビーへ向かいますが、歩いて戻るので結構遠かったです。

待ち時間は釜山市内へ観光に

時間がたっぷりあるので、家族と合流して、予定通り釜山市内の観光に出かけました。

B級グルメと映画祭で有名なBIFF広場までタクシーで移動し、周辺の商店街を散策しました。昔は映画館がたくさんあったようですが、今はほとんどがゲームセンターに変わっています。

まさかのトラブルに

ランチを食べていると携帯に見知らぬ番号から着信が。何かなあ?と電話に出ると、車のライトがつきっぱなしです!パンスタークルーズさんからの電話でした。

エライコッチャ。

あんなところでバッテリー切れなんて起こしたら大変!妻と子供達はお土産をみて回りたいとのことなので、急いでランチを終わらせて、歩いてまわるのが大変な四女と共に、タクシーで国際フェリーターミナルへ。

これが大失敗でした。

車の持ち主でない四女は、保安区域に立ち入ることができないので、独りどこかで待たせなければいけない状況に。

幸いタクシーの移動中に寝てくれたこともあって、パンスタークルーズさんの事務所のイスで寝かせてもらってるうちに、小走りで行く作戦を取ることになりました。

運転することはないとランチでビールを飲んでいたので、道中はフラフラになりましたが、なんとか往復30分程度で娘の元まで戻ることができました。

娘もスヤスヤ眠っていて良かったです。

一緒に走って下さったスタッフさん、娘に付き添って下さったスタッフの方々本当にありがとうございました。

出国時は一旦乗船してから、車を乗り入れる

妻と子供達も買い物が終わり、ロビーで合流し、出航の時間を待つことに。帰国時は出国時と違って家族揃って乗船できました。

乗船後、ロビーのスタッフに声をかけて、船内のエレベーターで荷室まで降り、一旦下船して、車の中で出航直前まで待機します。

また、放っておかれないかと心配でしたが、今回は忘れられることなく、スムーズに車を船内に乗り入れることができました。

そのままエレベーターを使ってロビーに行き、ルームキーを受けとり、乗船完了。

日本海は揺れがひどく、夕食がキツかった

出航するとすぐに、まあまあの揺れを感じました。しかし、船内アナウンスによると比較的穏やかな航海になります。とのことだったので、やはり日本海はそれなりに揺れるんでしょう。

夕食が18時半からだったのですが、すでに3時間ほど揺られているせいか、私も子供達も食欲がなく、たいして食べることができなかったのが残念でした。

夜9時ごろには日本が見えて穏やかに

食事が終わり、間も無く子供達を寝かせました。程なくすると揺れが穏やかになってきたので、ふと窓を見ると福岡の夜景がキレイに見えていました。

揺れが収まったと同時に、ナゼか食欲も湧いてきたので、船内にあるお寿司屋さんに行くことに。

パンスタードリーム号のお寿司はおすすめ!

船の上で食べるお寿司はなかなか美味しかったです。握ってくれたのはフィリピンの板前さんでした。

韓国ではビールと韓国焼酎ばかり飲んでいたので、日本の焼酎が飲みたいなーとメニューを見ると、黒霧島がなんと1100円!高っ!

それでもせっかくお寿司をいただいているので、一杯くらい飲みたい衝動に駆られて、一杯だけ頼むことに。

待つことに1分。

ボトルごと来ましたよ。黒霧島。

1100円はボトルの値段なのね。逆に安くて驚きました。

美味しいお寿司と美味しいお酒をたらふくいただき、大満足の夜になりました。

お寿司屋さんで聞いた話では、パンスタードリーム号の乗組員にはフィリピンの方が多いのですが、みんな1年契約で365日休みなしで働いているそうです。

そういう世界もあるんですね。

瀬戸大橋を下から見たい!

夜が明けてからも瀬戸内海は穏やかで、6時半頃に瀬戸大橋を通過すると聞いていたので、6時15分頃からデッキに出て、缶コーヒーを飲みながら待機することに。

待てども待てども瀬戸大橋が来ないので、グーグルマップで現在位置を確かめると…

とっくに通過してました。(残念)

それでも明石海峡大橋は、子供達と一緒に真下から観れたので良かったです。

下船は一足早く

往路同様、日本帰国時も車をすぐに下ろすために、運転者は車内で待機しなくてはいけません。

ほかの乗客が下船をする前に、受付で声をかけ、エレベーターで荷室へと向かい、車で待機します。

ハッチが開くと最初に車を出して、係の方の誘導に従って車を停めます。

X線検査は重労働

案の定、X線検査があるとのことで、車内の荷物を全ておろします。

全部下ろすと台車5台分にもなりました。これを後で元に戻すのも一苦労です。

X線の検査所が、どこにあるのかはわかりませんが、レッカーでの移動が義務付けられていて、自走することはできません。しかも、そのレッカー代に10,000円もかかります。また、検査にかかる時間もトータルで1時間半から2時間近くかかるので、X線検査にあたると、まさに踏んだり蹴ったりです。

まあ、国内に銃器や薬物など悪いものが持ち込まれたら私も嫌なので、しっかりチェックすることは良いことだと思います。ただ、当たると厄介です。

もし、私が悪い人だとしたら、車に悪いものは置いておかずに、海路の途中で投げ捨てて、それをボートとかで回収すると思いますけど。

台車にあった荷物は、普通の荷物と同じように、検査があるのですが、検査を待っている間に、他の乗客から引っ越しでもするのか?と声をかけられました。

それくらいの荷物に見えますよね。

X線検査が終わると、ターミナル横の駐車場まで持ってきてくれるので、だいたいの時間を聞いてそこで待ち合わせして受け取るかたちとなりました。

レッカー移動してから待ち時間が小一時間あるので、三階のロビーで待つことにしました。子供達は自販機のカップラーメンが食べたいとやかましかったです。

日本食が食べたかったんでしょうね。

人も車も無事帰国

時間になり、駐車場で車を受け取り、その場でお支払いして、めでたく無事帰国となりました。

その後、保安区域内で預かってもらっていた荷物を車に積み込み、帰路に着きました。

そういえば…

行きに預けたガスボンベ忘れたー!

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